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2006年 01月 21日
さて、いよいよ、明日は投票日です。
生駒市の皆さんは選挙に行ってくださいね。 それ以外の人も、結果には注目です。その結果の見て、自分の町の選挙へ行くひとつのモチベーションとしてもらえればと思います。 そういうわけで、選挙前としては、今回が生駒市長選挙編の最終回です。 ところで、市長の権力というのはすごく大きいんですよということは前にもお話したとおりなんですが、本来なら議会の力というのもそれに比する大きなものであるはずなんですよね。 基本的には、議会というのは市民に選挙によって選ばれた人たちの集まりなのですから、その人達に権力が無くて一体何が議会制民主主義なんだと言いたくなります。 ただ、大きな力が、市長・議会両方にあるというのは時に非常に困った状況を生み出します。 もし、市長と議会が完全に真逆の政策を打ち出したとします。 基本的には、主導権は理事者側にありますから、それを議会にかけますよね。 でも、議会が賛成せずに、攻撃ばかりしていると全くことが進まなくなって、市政が停止状態に陥ってしまうのです。 そんな時に、これまた非常に厄介なのが、世論という奴です。 それを背景に圧力をかけてくる、市民オンブズマンというのもいます。 大阪市なんかは、まさにこういう非常に困った状況で、みんながバラバラの方向を向いているのでどうにもならない腐った状況だったわけです。 とりあえず、選挙によって民意は問われたということをバックに関市長が頑張るようですが、まあそれもどこまで、という感じです。 結局そういう困った状況の原因も、その結果に対する責任も選挙権をもつ市民にかかってくるんですけどね。 ちょっと話がそれてしまいましたが、生駒市は現在どんな感じなんでしょうか? どうやら、中本市長の時はある程度うまくいっていたみたいですね。 ただ、大型開発問題のときなんかは結構議会も熱くなる場面もあったりしたみたいですけど。 もし、山下候補が市長になったらどうなるんでしょうね。 現在、議会はほとんど現職支持についているわけでしょ? で、基本的に、これまでの既定路線からの転換を行おうとしているわけですよね。しかも、バックには大阪市政を引っ掻き回している松浦米子と愉快な仲間達がついているわけです。 こりゃ混乱は必至です。 逆にその混乱を、ばっちり収めれば名市長誕生って感じですけどね。 現在の、地方行政の問題の多くが、理事者、議会、市民の三者の方向性が一本化しないということにあるんだと思うんです。 市長や、議会にも大きな責任があって、何か問題があれば市民は誰かを先頭に立ててそれを批判するわけですが、本当に批判されるべきは市民自身なんですよね。 選挙には行かない、投票するにしてもフィーリング投票、で自分達にとって都合が悪くなると徹底的に攻撃。これじゃあ、民主主義もクソもあったもんじゃないわけです。 議員と市長が例えば全然正反対の政策を提示していても、意に介さず、しがらみやフィーリングで投票したりする人が多い状況じゃ、市長の振る旗のもとで、役所や議会が一体となって市政に取り組んでいくことなんてできやしません。 そんな状況だから、市長も役所も議会も市民をナメて不祥事なんかも起こってくるわけです。 理事者と議会の意見が同じじゃないといけないといってるわけじゃないですよもちろん。そうじゃなくて、より良い町にしていくという方向で、ビジョンを共有できているのかということが重要なわけです。 そして、それ無しに地方行政の改革は進んでいかないんです。皆さん軽く考えているのかもしれないけど、これからの地方行政はすごく重要になってくるし、国政選挙同様の熱をもって選挙に参加するべきですよ。 大体、総理大臣は選べないけど、市長や知事は直接選べるわけですからね。 どんなことになったって、基本的にはその人達を選んだ自分の責任だという当事者意識をもって選挙に参加してください。 さあ、いよいよ投票は明日です。 皆さんちゃんと選挙に行ってくださいね!
by kansai-seiji
| 2006-01-21 17:14
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